医師が仕事で抱える3大ストレスとは?

1 労働時間の長さ

普通の会社員と同様の勤務時間に加え、当直や、当直医が来るまでの居残り、早出などがローテーションで回ってきます。もちろん、当直をして一睡もできなかったとしても、次の日の勤務は普通にこなさなければならないことにおいても労働時間が長いと言えます。

2 同僚や看護師などのコミュニケーション

大学病院など大規模な病院ではカンファレンスや引き継ぎなどでコミュニケーションが取れることもありますが、小規模な病院ともなると、そうはいきません。また、看護師が医者が指示したにもかかわらず、異なる薬を投与したりなど、コミュニケーションの低さが故に引き起こす医療事故が抱える訴訟リスクも医師にとってのストレスとなっています。

3 仕事に対する対価の低さ

国家試験の受験資格を得るには、医学部に6年間通わなければなりません。しかし、最近の医者人気のためか、一番低い私立の医学部でさえ、偏差値が65はなければ入学できず、大学に入るまでにかなりの勉強が必要となります。また、医者となり、研修医を終えてからも、専門医などを取得しなければなりません。このように、人並以上に努力し続けなければならないのに、30時間労働なんて当たり前の世界が対価が少ないと感じる要因になっています。