面接で大事なことはたくさんありますが、まず先方に興味をもってもらえるような、他の人にはない強みをアピールすることが重要です。他の誰でもないあなたと一緒に働きたいとおもわせることが大切なのです。
医療業界に携わる方は、資格の有無や職務経歴は当然重要ですが、基本的には自分ならではのスキルや特性をできるだけアピールできるようにしておきましょう。看護師であれば助産師といった資格だけでなく、これまで働いてきた環境でこういう特別な経験をした、といったエピソードがあるとより一緒に働くイメージをもってもらいやすくなるでしょう。
自分の強みがわからないという人は、まず自分の良いところをノートなどにどんどん書いてみましょう。面接の時間は限られていますので、それらをすべてアピールすることはできません。その中から仕事をするときに役に立つであろう能力を特にアピールしましょう。
限られた面接の時間で仕事とあまり関係ないものでも、実はアピールにつながることもあるのでそのあたりも吟味しておきましょう。医療の仕事ならば、ITの知識が豊富、などは一見関係ないように思えますが、最近の医療現場はIT化がどんどん進んでいます。機器を扱うMRと対等に話せるような人間など、そうしたスキルには需要があります。
そういったアピールポイントを明確にするためには、普段から業界の新しい知識をできるだけ学び、大きな視点でものごとを見ることです。すると自分自身のことも客観的に見られるようになるはずです。仕事とはあまり関係のない資格のアピールをしたり、資格がそれほど重要ではない業務なのに学歴を強くアピールしたりといったことはやってしまいがちですが、気をつけておきましょう。